見たくないけど見るしかない
時々お習字の練習をしたことはあったけれど、きちんと学ぶことは初めてなので今更ながらの発見がいくつかありました。墨を磨ること一つとっても、書くことがメインだからその準備作業としてただ手を動かしている時と、墨磨りだけに集中して硯をみながら磨っている時とでは全然違います。力加減や持ち方の微調整はしながら集中すると、硯の丘の凹凸とか黒の中のいろんな黒とか、粘度を感じることができました。磨るときに微かな音と香があることと、円状に旋回しているのをずっと見ていると気がついたら無心になっていて、瞑想状態でした。ものすごく頭がすっきりしていることに気がつきました。瞑想しようと思ってできなかったり寝落ちたりして挫折したことがありましたが、何かに没頭している時って自然と瞑想状態になっているのかもしれないですね。
書いてみると、墨が薄くて滲んでしまったり、筆の入りを間違えて、あぁっ、、となりますが墨は引き返せないので滲んでも線が気に入らなくてもいったん筆を入れたらそのままやり抜くしかありません。消すことも塗りつぶすこともできないので否応なしに見るしかない。書き上げるまでの時間、集中が途切れた瞬間からいろいろ煩悩が浮上します笑 出来上がってしまった、、、見たくないけど見るしかない(ちょっとモヤッ) 結構心の状態がダイレクトに出るんだなぁと思って面白く感じています笑
今日のモヤッは、’感情に蓋するマスター”の私的には、ちょっとした昔懐かしの直視することへの抵抗感だった感じです。でも、<もう感情を直視しても大丈夫なタイミングだから蓋いらないよ>という優しい天の声を受け取っているんだなぁと解釈をして、こんな風に体験として見せられるんだから、もういい加減に蓋コレクションは卒業だなぁと明るくうけとめてみました笑
書道は、、もう初心者なんだからこんなもんさ、自分なりに毎日納得の1枚がかけたらまいっか、とこちらも真面目だけどライトに受け止めて、1日1回の墨磨り瞑想で静かに整える時間を愉しんで過ごしてみます。
投稿者プロフィール
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くれたけ心理相談室(大阪市支部 住吉ルーム)心理カウンセラー
天王寺からチンチン電車 (最寄: 帝塚山三丁目駅)で約10分 万代池公園ほとりの静かなルームで活動しています。英語対応も受け付けています。
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