10年手帳

私の母は来年1月で78歳になりますが、「今が人生で一番幸せ」と言って暮らしています。実際身近で見ていても、本当にやりたいことだけを誰に遠慮することなしにやって、やりたくないことや苦手なことは周りに得意な人が現れて結果やる必要がないので、時々私に「んもっ (怒気味)」と小言を言われる以外は本当に楽しそうに平和に暮らしています。

昨日篆刻教室に行く前に、「今まで3年手帳つこてたけど、今から結構楽しみあるから10年のやつにするわ!」と分厚い10年手帳を購入しました。その後のお教室でも「あと10年は頑張ります⤴ついていきます!」と先生やお教室の仲間に宣言していました笑

書道は60年以上続けているし、篆刻も今年からは改めて先生について学びなおしているし、来月からは本格的に外国人観光客に書道体験をしにきてもらう、ということも始めるし、なかなかエキサイティングな77歳です。 こんなに長い期間一つの事に情熱を持ち続けるって、「これしかでけへん」じゃなくて、人生の目的そのもので、すごいことだなぁと。

「人生の目的」について考えてみたことがあるかもしれません。大げさな遠大な事に感じて人生の最後にしか分からない、とか想像しづらいと感じられているかもしれませんが、こういう<あたりまえのように夢中になってしまうもの、何かインスピレーションを感じること、深く感動すること、時間を忘れるほど没頭し夢中にさせてくれること、理由もなく涙が流れてくるようなこと>自分が何気なく体験したり感じたりしてることの中にヒントが潜んでいるのかもしれませんね。人生の目的って何かを達成したから得られる、とかでもなく、きっと、人生の中で喜びを感じる体験そのもので、いつもそばにあったりするのではないのかなと感じたりしました。

皆さんの中にもし、そんな「ぐっとくる」感覚を見つけられたら、無視しないで、ちょっと丁寧に「なんだこの感じ」っていうのをみてあげたら、もしかすると、夢や目標に近づくスピードがあがったり、日常に喜びがプラスされるんじゃないのかなと思います。

母の外国人向け書道体験のホームページも最終チェックを残すのみとなり、本人に見てもらうと「えーやん⤴!」と上機嫌でやる気満々です。ホームページ作りや、篆刻教室の重い荷物の鞄持ちやら、お食事係として、私も微力ながら私だからできる手伝いで母があと10年活き活きと健康で楽しく過ごして毎日何かを日記に残してもらえるように、見守っていこうかなと思います。

 

投稿者プロフィール

村上 法子
村上 法子
くれたけ心理相談室(大阪市支部 住吉ルーム)心理カウンセラー

天王寺からチンチン電車 (最寄: 帝塚山三丁目駅)で約10分 万代池公園ほとりの静かなルームで活動しています。英語対応も受け付けています。
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