仕事は生き方そのもの-私の7つのステージ

振りかえってみると、いわゆる「有名大学」や「有名大手企業」じゃない方、ばかりを選択して今に至ります。機会は訪れるのに最後の最後に「なんか違う」という強烈な違和感がでてきて、ルート変更をしてきました。周りから見ると「えぇ、もったいない」「あの時あっちを選択していたら人生変わっていただろうに」など言われたことも。
結果、職業人生においては<学歴の壁>を乗り越え続けることにはなるのですが、今思えば「なんか違う」という違和感は、気づかなかったけれど心が本気で「ノリコの活躍の場はそこじゃないから!フィトするところがあるから!埋もれる必要ないから!」というサインを送ってくれていたのだなぁと納得しています。

今月のテーマ「なぜあなたは仕事をするのでしょう」「なぜ学校へ行ったのでしょう」に応えるとしたら、私の場合、「生き方として仕事を実現してきた/していく」という表現が、いちばんしっくりくるな、と思います。

なぜ仕事をしてきたのかというと、それぞれの組織の中で、自分の特性や性質を知ったり、技術を身につけたり、能力を発揮する場としての意味がありました。でも、そんな“がむしゃら”の中にいると、いつしか自分の中の「働く動機」も少しずつ変わってきたように思います。せっかくなので年代別に振り返ってみました。

最初は<自分を証明したいから>
「私でもできる、できた、見返してやれる!」
認められたい気持ちが原動力に

次に<自分の理想に近づきたいから>
「私ができたんだから、誰でもできるはず、だからもっとやらなくちゃ、もっと完璧に」
→ 理想の自分を“不足感”から追い立てる時期

次は<競争に勝ちたいから>
「ここまできたなら最後まで上り詰めたい 負けたくない」
→ “比較”や“競争”が軸になる戦いの時期

そして<自分で実現したいことができたから>
「できることで、やりたいことをやってみよう、自由に創造したいから」
→ 独立起業「やらなきゃ」から湧き上がる「やってみたい」へ。“自己表現”へのシフトの時期。

そこから<もうガツガツ働きたくない>
「頑張っている意味が分からなくなったから」
→ 周囲の応援や期待に応えようとするうちに、自分の軸が見えなくなった。“自分軸”から“他人軸”に傾いてしまった時期。

やっと<自分自身の生き方の傾向に気づく>
「自分自身が分かってきたから舵を切りなおしたくなったから」
→ 価値観を見つめ直し、自分のための選択が始まった“自己理解”が深まる。整理と再出発の時期。

そして<志として自分の人生でやり遂げたい仕事にたどりつく>
「私だからできることを通して、人と世界が心地よさを感じる世界の一員でいながら、自分も一緒に生きて貢献したいから」
→ 自分の経験や想いが、人や社会の喜びにつながっている幸せな段階。“自己一致”と“他者貢献”の重なりはじめている時期。

と変遷してきました。
だから、「なぜ」という問いを考えたとき、私にとっては「生き方として仕事を実現してきた/そしてこれからもしていく」という答えが今のところしっくりきます。
渦中にいるときはなかなか気づけなかったけれど、振り返ってみると確かにそれは、自分自身の人生や価値観を形にしていくことだったのだと感じます。

ちょっといい機会なので、真面目に考えてみました 笑。
こうやって改めて考えてみると、自分の中で腑に落ちる部分がありました。
よく頑張ってきたなー私☺

 

投稿者プロフィール

村上 法子
村上 法子くれたけ心理相談室(大阪支部)住吉ルーム
くれたけ心理相談室(大阪市支部 住吉ルーム)心理カウンセラー

天王寺からチンチン電車 (最寄: 帝塚山三丁目駅)で約10分 万代池公園ほとりの静かなルームで活動しています。英語対応も受け付けています。
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