オーストラリアへの冒険がくれたもの part.1
今月のくれたけ心理相談室の<お題>は「あなたに影響を与えたモノを、教えてください」です。私が海外とつながりはじめたきっかけについて書きます。
小学6年生の時に油絵教室の早川先生が生徒を夏休みの40日間丸ごと使ってオーストラリアに連れて行ってくれる、という機会があり、私と真ん中の妹の2人で参加しました。同年代の子供たちと大学生のお姉さんたちと先生の15人くらいでオーストラリアの色々な街をめぐりました。
初めてのパスポート、飛行機、ホームステイ、コーンフレーク、素敵なお家の個室のベッドで1人寝、学校訪問、この人もこの人もオーストラリア人?思っていたのと違う肌や髪の色のクラスメイト、日本語の授業で大人気に、コアラやカンガルーやカモノハシ、どこまでも続く海岸線、どこまで走っても対向車の来ない信号のない広い道路、巨大なスーパーマーケットのカート、ありえない色のアイスクリーム、見たことのない大きさのペロペロキャンディー、豚や鳥の丸焼きがぶら下がっているチャイナタウン、妹が高熱出して大変!頓服あげすぎてクラクラに・・・、キッチン付きのホテルで大学生のお姉さんと同室の子供たちと一緒に寝泊まりしてご飯を作る、トラベラーズチェック換金しすぎで子供なのに大人買い笑、など初めての体験づくしでした。
覚えていないことも多いのですが、外国にいるのにザ・昭和の小学生の服装の当時の写真を今見返すと、ぎこちないなりに笑顔で写っているものもあり、あと、本当に驚いたり(ただぽかーんとしている顔に見えますが笑)、真剣だったり、はにかんでいたりと、そこには感情が生まれていたな、と思えます。
私はマイルドに言うと学校生活になじめていない子供時代を過ごしたので、そういう表情のある写真というのが皆無で、家族旅行で白浜に行った時の写真でさえ能面のような顔つきで笑顔でというのがないのですよ。なので、今見返すと、このオーストラリア旅行の写真が無垢な赤ん坊の時以来の初めて子供らしい感情が目に見える写真だなぁと気が付きました。
きっと両親は、私に違う世界や環境を体験させてみて私に最善のことは何なのか、ということを探してくれていたのかな、と今思えます。この記事を書くにあたり、母親に聞いてみたら、「なんでやったか忘れたけど、あんたらにええような気がしたし、早川先生立派な先生やったしな。あの先生は、あんたは大器晩成や、絶対大丈夫やってゆうてくれてはったし。今えー子になってるから、まぁ結果オーライやん」どうやら、母が先に決めて、私たちも乗り気になって、父は「お、おぅ」と言ってお金を出してくれた、という流れのようでした笑。
でも確かにこの両親の寛大な<いてまえ精神>と早川先生に任せたら大丈夫、という信頼、そして私に対する信頼と希望と愛情のある決断のおかげで、この体験は今の私につながる大いなる影響を与えてくれたことは間違いありません。
また書き始めると長くなってしまったので、続きはまた明日part2で
投稿者プロフィール
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くれたけ心理相談室(大阪市支部 住吉ルーム)心理カウンセラー
天王寺からチンチン電車 (最寄: 帝塚山三丁目駅)で約10分 万代池公園ほとりの静かなルームで活動しています。英語対応も受け付けています。
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