『忍耐力』は静かな希望のチカラ

皆さんは「忍耐力」と聞いて、どんなイメージが浮かびますか?

広辞苑では「こらえること、たえしのぶこと」。
漢辞海では「苦しさや辛さを耐え忍ぶ、我慢する」とあります。
なので、多くの場合「困難」や「我慢」といった、
少しヘビーな印象のある言葉かもしれません。

昨日、海外からの旅行者向けに開いている書道体験クラスに、
フランスからの女子大学生が来てくれました。
いつも参加者には「好きな言葉」を準備してもらい、自由に書いてもらうスタイルなのですが、
彼女が選んだのはなんと「忍耐力」。

「どうしてまた、そんな渋い言葉を?」と尋ねたところ、
こんな素敵なエピソードを話してくれました。

「富士山の山頂に着いたら、まわりは全部雲に包まれていて、何も見えなかった。
でも、一瞬でも光が差す瞬間を見たくて、2時間待ってみた。
そしたら本当に、明るい光が差し込む瞬間が見られた!
だからその自分の“忍耐力”をたたえて、思い出に書いてみたいと思った。」

私が彼女に何故?って尋ねた時、私の忍耐力に対するイメージは<困難>寄りでした。
でも、このエピソードを聞いたら、なんか違うな、と感じてちょっと考えてみました。

最後には良い結果に終わるということを望んで、信じる時間を過ごす、っていう
困難よりも希望寄りだなと。

歯を食いしばるような辛抱とは違って、静かに、淡々と、でも確かな意志を持って、
その瞬間を待つような。
そんな“静かな力”のようなものを「忍耐力」という言葉の中にみつけることができました。
今回も私に気づきをもたらしてくれて特別な時間でした。ありがとう。

今日は生憎雨になったけれど万博楽しんできてほしいな。
彼女たちなら、どんな空の下でも素敵な側面を見つけながら楽しんでいるんだろうなあ、
と想像しています🌈

力強い『忍耐力』と大きな『成功』-試験頑張ってね☺

投稿者プロフィール

村上 法子
村上 法子くれたけ心理相談室(大阪支部)住吉ルーム
くれたけ心理相談室(大阪市支部 住吉ルーム)心理カウンセラー

天王寺からチンチン電車 (最寄: 帝塚山三丁目駅)で約10分 万代池公園ほとりの静かなルームで活動しています。英語対応も受け付けています。
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