「地球人」を満喫した6月
今月は、気づけばあっという間に過ぎていました。
一言で表すなら、まさに<国際月間>
多くの海外からの旅行者の方が書道体験に訪れてくださったり、
久しぶりに連絡をくれた友人や元留学生さんたちとのやりとりがあったり、
多文化共生をテーマにしたセミナーに参加したり、国際結婚をされているカップルのご相談が続いたり。
書道体験でも、母は「いち、に、ワンツーってして、そこでシュッとはらう!」と全部日本語(笑)。
それでも、初めて筆を持つ外国の方たちが楽しそうに取り組んでくれていました。
久しぶりに「地球人」を満喫する、そんなひと月となりました。
特に印象に残ったのが、副島淳さん、マライ・メントラインさん、下地ローレンス吉孝さんをスピーカーに迎えたシンポジウム。
アイデンティティやルーツをめぐるお三方の語りは、それぞれ異なる背景を持ちながらも、長く日本で暮らしてこられたからこその体験、ずっと深く考え続けてきたこと、ハートからの正直な言葉に満ちていて、私の心に響きました。
副島さんの「俺は地球人」というユーモラスな表現も、マライさんの“日本語というレンズを通して見える世界”の豊かさも、下地ローレンス吉孝さんの「どこにも属しきれない感覚からこそ見えるもの」も、どれも「私たちはすでに混ざり合っている」というリアルを映し出しているように感じました。
「現実はすでに多様なんだ」ということ。
国籍や性別といった属性の話になると、「多様性」という言葉がよく使われます。
けれど、特別な誰かの話ではなくて、今の私たちの日常には様々な人生経験や感性や特性をを持っている「ふつうの人たち」にあふれていて、その中に私たちは「私」でいるということ。「私」としてここにいること、そのものが、すでに尊くて素晴らしいことなのだと、あらためて感じました。
地球人同士でも理解できないままで終わってしまうこともある、「理解できなくても、関わり続けること」「完全に通じ合えなくても、共に過ごすこと」そんな人と人との時間は、頑張らなきゃいけない、特別で勇気のいるようなことに感じているかもしれません。でも、もしかしたらそれって、誰の日常にもすでに起きていることなのかもしれませんね☺
「地球人」という言葉で以前のブログ記事(リンク)を思い出しました。
ほっこりする「宇宙人」の話です。よかったらご覧ください☺
先週バスに乗っていた時の事です。途中の停留所でお父さんと小学生の女の子が夏休みの自由研究で作ったのだろう地球儀をもって乗ってきました。
「うまいことできたなぁ~!」
「うん、めっちゃうまいことできた!」
「あんな、思ってんけど、日本人とか何人(なにじん)とかゆうのやめて、みんな地球人って言えばいいねん」
「なんでやねん、そやかて宇宙人もどっかにはおると思うで~笑」
「じゃあ、もうみんな宇宙人でえーやん」
「なんでや」
「だって、何人もみんな地球に住んでて地球を使ってねんから、地球人ていえばいいと思ったけど、地球は宇宙を使ってるから、結局宇宙人やろ」
「でっかい話やな笑」
「みんな宇宙人やったら、みんなおんなじ宇宙と地球を使ってるねんから、みんながおんなじ物を仲良く大切に使ってたら取り合いとかならへんから戦争とかならへんやろ。だから全世界宇宙人でえーやん!」
「俺わからんけど深いなぁ笑 難しいことゆーてお前賢そうやで笑」
「賢いねん!」
という明るいテンポの良い会話が聞こえました。私、かなり感動して、こういうマインドの賢い子供たちが今からの時代を希望と喜びと調和のあるものにしていってくれるのではないかなぁと感じました。未来は明るい☺
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くれたけ心理相談室(大阪市支部 住吉ルーム)心理カウンセラー
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