「今ある」もののよさをみつけてみよう
<よいものがあっても、そのよさを知らなければ、それは無きに等しい>
これは松下幸之助さんの<日本良い国>という随想の1文です。
スケール感は違いますが日本の美しい四季のように、私たちの日常で自分自身の中の素敵な素質や、「今」いる環境にある物事の良さを知らないから「無い」と思い込んでいるだけかもしれないな、と思いました。「あるけど足りない」とか「まだまだ未熟だ」とか「○○さんの方が優しい」とか。
ほんとうにそうでしょうか?
「ないこともない」し、よくよく感じてみたら「ある」。
目標設定を高く持っていたり、謙遜が当たり前すぎたり、自虐ネタに慣れすぎていたり、正直に「ある」ことは分かっているけれどなんとなく恥ずかしかったりするから「無かったこと 知らなかった」ことにしている・・・でも、すでに「ある」のに不足感とセットになっていたり、なかったことにするのは随分惜しいことしているように気がします。
自分自身が褒められた素敵な素質、身のまわりの「今ある」ものの中の良さ、みてみませんか?
松下幸之助さんの<日本良い国>
花が散って、若葉が萌えて、目のさめるような緑の山野に、目のさめるような青空がつづいている。
身軽な装いに、薫風が心地よく吹きぬけ、かわいい子供の喜びの声の彼方に、鯉のぼりがハタハタと泳いでいる。
五月である。初夏である。そして、この季節にもまた、日本の自然のよさが生き生きと脈うっている。
春があって夏があって、秋があって冬があって、日本はよい国である。自然だけではない。
風土だけではない。長い歴史に育まれた数多くの精神的遺産がある。
その上に、天与のすぐれた国民的素質。勤勉にして誠実な国民性。
日本はよい国である。こんなよい国は、世界にもあまりない。
だから、このよい国をさらによくして、みんなが仲よく、身も心もゆたかに暮らしたい。
よいものがあっても、そのよさを知らなければ、それは無きに等しい。
もう一度この国のよさを見直してみたい。
そして、日本人としての誇りを、おたがいに持ち直してみたい。考え直してみたい。
投稿者プロフィール
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くれたけ心理相談室(大阪市支部 住吉ルーム)心理カウンセラー
天王寺からチンチン電車 (最寄: 帝塚山三丁目駅)で約10分 万代池公園ほとりの静かなルームで活動しています。英語対応も受け付けています。
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