○○しないように気を付けよう、を言い換えてみたら

学校やお仕事が始まり気持ちも新たにされている方が沢山いらっしゃると思います。週半ばを過ぎてだんだと日常の感覚やペースを取り戻しつつあるのではないでしょうか。久しぶりのお仕事や練習などに取り組む際に「あ、そうだった、○○しないように気を付けよう」と意識して前向きに取り組んで行動したり。

「○○しないように」の○○の部分、前提になっていることを「前提無し」にスイッチして思考してみると、気楽により前向きになることもあるのではないかなと思いました。

「○○しないように」と考えると、無意識レベルでも自分自身に義務感やプレッシャーを感じさせてしまっているかもしれませんが、「○○という前提無しに」考えると、もっと気楽に行動できそうな気がしませんか?

例えば、「新年の抱負が三日坊主にならないように・・・」なら、こんな風に言い換えてみるのはどうですか?

「新年の抱負を毎日少しずつ楽しみながら実践していく」
(楽しむことを強調し、義務感を和らげる)

「新年の抱負を、自分らしいペースで続けていく」
(完璧を目指すのではなく、自分に合ったリズムを大事にする)

「新年の抱負を小さな目標に分けて、一歩ずつ達成していく」
(大きな目標を分割して達成感を得やすくする)

「新年の抱負を通して、一年を少しずつ彩っていく」
(抱負を「義務」ではなく「楽しみの要素」として捉える)

「今日も抱負に向けてできることを一つやってみる」
(「一年続ける」よりも、「今日」を大切にする考え方)

実は、私が昨日の篆刻の初稽古で感じたことです 笑 「今年は日篆刻の勉強をする、毎日15分でも刀を持って石を刻る時間をつくる」と心に決めたけれども、、、くじけそうになったらこんな風に切り替えてみようと☺

 

とはいえ、お仕事の場面では「ミスしないように」という意識自体が大切なケースもありますよね。ただ、その意識が強すぎるとプレッシャーになり、逆にミスを誘発することもあるかもしれません。そんな時には、こんな風にスイッチしてみるのはどうですか?

「ミスを防ぐために確認と工夫を重ねる」
→ ミスを避けることを目的としながらも、具体的な行動や改善に焦点を当てる。

「重要なポイントを抑えて正確に進める」
→ ネガティブな「ミス」という言葉を避け、正確さを追求するニュアンスに変える。

「良い結果を出すためにプロセスを丁寧に行う」
→ ミスを回避するだけでなく、結果にフォーカスを当てた考え方にする。

「ミスを恐れる気持ち」だけでなく、「ミスを減らすための具体的な工夫や行動」にフォーカスしてみることができるようになるかも。

こんな風な言い換えを一日一回試してみるだけでも、気分が軽くなり行動しやすくなるかもしれませんね☺

 

投稿者プロフィール

村上 法子
村上 法子
くれたけ心理相談室(大阪市支部 住吉ルーム)心理カウンセラー

天王寺からチンチン電車 (最寄: 帝塚山三丁目駅)で約10分 万代池公園ほとりの静かなルームで活動しています。英語対応も受け付けています。
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