化け犬なられても困りますわぁ~ 動物病院の待合室にて
今朝、愛犬きな子を連れて動物病院へ。
ちょっと心配なことがあったのですが「大丈夫ですよ」と言っていただき、安心して帰ってきました🐶
待合室で隣の方が声をかけてこられました。その方は、愛犬を亡くされてしばらく経つそうですが、「もう大丈夫かなと思った時に急に泣けてきて、、今もこんな…」と涙ながらに話してくださいました。「人間の親を見送ったときより泣けるなんて信じられへんかったけど、本当にこんなんなって」と。
先生も出て来られて、こう仰っていました。
「そらそうや。思い出さないでおこうとか、はやく切り替えようとか、そんなことする必要はない。泣きたくなった時に泣いて、泣いて、微笑んでまた泣いて…そんな時間を十分すごしたらいい。悲しみの時間を短くせなあかんてこともないんですよ」
さらに先生は続けて、
「ほとんどの場合、人間は最後は病院でケアしてくれる人たちに任せて最期を迎えるけれど、ペットは最後まで自分が見届けて腕の中で、ということが多い。最後の瞬間まで見届けて、感情も思い出も全部溢れている中で目撃するから、そこが大いに違うところなんです。動物だから軽いという問題でもない。だから、思い出して泣けることは自然なことなんですよ」と。
そして先生は、少し笑いながらこう言われました。
「あるとき、“なぁ、もう泣くの飽きてきてない?しつこかったら化けてでるで”ってワンコが夢に出てきて言ってくれるから、そのときが“やめどき”なんですよ☺」と。
大阪のおじいちゃん先生らしい、ちょっとユーモアもある暖かい優しさも感じられるひとことで、その方も「化け犬なられても困りますわぁ~って」と、皆、にっこり。
動物だから軽い、なんてことはない。
大切な存在を見送る悲しみは、誰にとっても自然で、その人だけの時間があっていい。
そんなことをワンコやニャンコに囲まれて感じた朝でした。
…そして私は、じーんとしながらの帰り道、きな子のご飯を買い忘れていたことに気づき、
「ごはん買い忘れましたー」と戻る羽目に(笑)
我が家の愛されワンコ きな子🐶

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くれたけ心理相談室(大阪市支部 住吉ルーム)心理カウンセラー
天王寺からチンチン電車 (最寄: 帝塚山三丁目駅)で約10分 万代池公園ほとりの静かなルームで活動しています。英語対応も受け付けています。
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